同年代シェフが築いた「横のつながり」
シェフたちは、新レストランのテーマ「融合」についても触れた。現在、村田氏は67歳、三國氏は64歳、脇屋氏は60歳と同年代だ。三國氏が「我々の前の代は、和・洋・中とジャンルが全く違うシェフや献立が一緒になることはまずなかった」と振り返ると、村田氏も「ジャンル間で交流はなかった。僕らの代からよね、『食は食』で固まって横のつながりができたのは」と頷いていた。
「KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO」は「融合」というテーマのもと、世界のあらゆる「食」を合わせたコース料理を提供していく。キッコーマンの堀切社長によると、「毎月、国内外で活躍する異なるジャンルのシェフに2人、ないしは3人でコンビを組んでもらい、コース料理を開発していただく」とのこと。さまざまなジャンルのシェフたちによる「共演」が期待できそうだ。