「キューポラ」の吉永小百合さんが特別にメッセージ
今回の映画祭には、「キューポラのある街」に主演した吉永小百合さんが特別にメッセージを寄せている。「映画学科の皆さまが、毎回しっかりしたテーマを見つけ、映画祭を開催 して勉強する姿に、感心しています。『キューポラのある街』は、1962年 の作品です。真冬の川口駅前で、深夜に大勢の人々が朝鮮の歌をうたい、 私達の映画を盛り上げてくれました・・・」。
8日から14日までの上映期間中はゲストトークも予定されている。すでに『伽?子のために』で小栗康平監督、『絞死刑』では出演した足立正生さん、『血と骨』は崔洋一監督、『GO』でも行定勲監督の登壇が決まっている。話題作品や大物ゲストの上映回は込み合うので、必見だ。
この映画祭は、2011年度に始まり、年一回のペースでシリーズ化している。初回は、世界の若者が燃えた「1968年」を特集、続いて「女性」「労働」「マイノリティ」「宗教」などとテーマを変えながら学生たちが企画・運営し、毎回20本近い作品を上映してきた。昨年の「映画と天皇」は時節柄、大手メディアの注目を集め、社会面トップで詳細に報じた新聞もあった。昨年同様、今年の「朝鮮半島と私たち」も話題になりそうだ。