「イケメンゴリラ」として知られるニシローランドゴリラの「シャバーニ」が、動物園内で「ご近所トラブル」に巻き込まれているようだ。
2018年10月22日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)によると、愛知県名古屋市の東山動植物園では、住まいが隣り合うチンパンジーと「シャバーニ」らニシローランドゴリラ、そしてフクロテナガザルの間でトラブルが確認されているという。ゴリラたちのストレス度合いは大丈夫なのか。
「迷惑行為」にストレス感じていないのか
「9月下旬ごろがピークでしたが、現在は次第に収まってきています」
J-CASTトレンドの電話取材に、現状についてこう回答したのは東山動植物園を管理運営する東山総合公園管理課の担当者。「モーニングショー」では、チンパンジー舎の屋外運動場にあるタワーの上から、「リキ」という7歳のオスチンパンジーがゴリラ舎へ向けて糞や砂などを投げ入れる、フクロテナガザルが奇声を上げる、といった様子が放送されていた。
番組によると、9月6日に東山動植物園内に新ゴリラ・チンパンジー舎がオープンし、それぞれが新居に引っ越したのがトラブルの発端だという。以前は設置されていた塀がなくなり、お互いの姿が見える構造になったことで、リキは「メスを守るために自分の力を誇示する」というオスチンパンジーの習性に従った行動を取っているとの説明だった。
「ゴリラたちは冷静沈着で、迷惑行為に動じていないとテレビで紹介されているが、実際はストレスを感じているのではないか」との質問に対して、前出の担当者は、
「チンパンジーやフクロテナガザルに対してというより、新しい環境で暮らすことについてストレスを感じているのではないかと見ています。ただ、ケアが必要な部分は担当の飼育員がしっかりと行っていますので、チンパンジーもゴリラもそれぞれの群れが不安そうにしている様子はありません」
と語った。