仮想通貨の運用に活用される技術「ブロックチェーン」の大型イベント「BLOCKCHAIN FESTIVAL 2018」が2018年10月13日、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)で開催された。
仮想通貨関連イベントでは初となるアリーナ規模のイベントで、約1万2000人が来場した。
「対外的要因によって失われることのない信用を作れる」
オープニングは慶應義塾大学名誉教授・東洋大学教授の竹中平蔵氏による基調講演が行われた。今年の「世界経済フォーラム(ダボス会議)」で「AI(人工知能)は当たり前、ブロックチェーンをどう使うかという議論が中心であった」と語り、日本ではブロックチェーンの必要性が高まりつつある点に触れた。
続いて登壇したのは、発達障害者向けの就労移行支援施設を運営する「GIFTED AGENT」(本社・東京)の代表取締役社長・河崎純真氏。ブロックチェーンの今後について、こう話した。
「地震等の自然災害や、戦争など対外的要因によって失われることのない信用を作れるのがブロックチェーンであり、新しい経済のあり方としてブロックチェーンの社会がはじまる」
また、スペシャルスポンサーステージとして、仮想通貨「ノアコイン」のプロモーターの泉忠司氏も登壇した。フィリピンの社会問題解決を目的としたノアコインのインフラ整備状況を力説し、近い未来に仮想通貨が基軸通貨となる可能性をプレゼンテーションした。
このほか、海外ゲストスピーカーも多数登壇し、ブロックチェーン技術を使った海外の最新事例も発表された。
イベントの最後には、米有名歌手のマライア・キャリーさんによるスペシャルライブが行われた。往年のヒット曲を中心に約1時間に及ぶライブパフォーマンスで、観客を沸かせた。