主催者「一昨年の3倍のゴミの量」
こうした残念な事態は、なぜ起きてしまったのか。
花火大会を主催した藤沢市観光協会の担当者は22日、J-CASTトレンドの取材に、
「降雨でそのまま帰路につく人が多数いらっしゃったためです」
と話した。花火大会開始後に雨が降り始めたため、一部の観覧者がゴミをそのまま放置してしまったという。
今年はレジャーシートで場所取りをする人が多く、ゴミの大半はシートが占めた。「海岸から拾ったゴミの量は、一昨年と比べて3倍の多さでした」(担当者)。ゴミは協会職員や環境団体、ボランティアらによって20日夜と21日朝の2回にわたり撤去された。
例年、会場周辺にゴミ箱を設置したり警備員がスピーカーでゴミの持ち帰りを呼びかけたりしていたが、担当者は「来年以降は呼びかけを強化する予定です。あまり強く言いたくはないんですが...」と声のトーンを落とした。