父の背中を見て技術を学んできた
審査の結果、排気量の多い「スポーツモデル」部門は、カナダ代表のブレット・ハート選手が、排気量の少ない「コミューターモデル」部門は、台湾代表のウー・チャンウェイ選手が優勝した。
ウー選手は囲み取材で「父さんが2位だったので、1位をとれてとても嬉しい」と口にする。大会出場者の中で最年少の21歳だ。幼少期から二輪整備士の父の背中を見て技術を学んできた。「コツコツと勉強してきた成果が出せました」というように、21歳ですでに整備士歴は7年になる。
父親も過去のWTGPに出場していたが、結果はあと一歩届かず2位。今回の大会で、親子2代の悲願を成就させた。
一方、井口選手は入賞を逃したが、「まだまだ自分はがんばれる余地がある」と今後の雪辱を誓った。