エンジニア志願者向けのオンライン学習サービス「侍エンジニア塾」を運営する「侍」(東京都目黒区)は2018年10月15日、「キャンペーン表示において、不適切な記載があった」として公式サイトで謝罪した。
同社キャンペーンサイトをめぐっては、SNS上で指摘が相次ぎ、いわゆる「炎上」状態となっていた。
「通常10万円の入塾金0円」とあったが
「侍エンジニア塾さんのこの表示方法って、法律的にアウトなんじゃないんでしょうか...?」
ツイッターユーザーが10月12日、侍エンジニア塾の入会案内ページのソースコードの写真とともに疑義を呈した。
ページに記載されている入会案内では、10月10日までに無料体験レッスンを受けた先着20人に「今なら通常10万円の入塾金0円」とある。しかしソースコードを確認すると、現在から1週間後の日付が常に表示されるよう設定されていた。つまり、「今なら」ではなく「いつでも」入会金は無料だった。
告発ツイートは16日現在で1200以上リツイート(拡散)され、
「自己投資で学ぼうとしている人を騙すようなやり方はNGだと思います」
「僕もずっと気がついてたんだけど、見る人がまだ未経験エンジニアだからってなめてたのかな...?笑」
といった苦言が殺到。
「今年の4月に『先着20名入学金0円』の文字を見て、無料体験レッスンを申し込んだのは悪しき思い出...(完全に騙されました...)」
といった書き込みも見つかった。
該当の文言を削除
侍社は10月15日、「弊社サイト内のキャンペーン表示において、不適切な記載があった」として公式サイトで謝罪。虚偽にあたる「●月●日までに無料体験レッスンを受けた方」「先着20名様無料!!」などの文言を削除したという。
しかし、「侍エンジニア塾」を紹介する一部のアフェリエイト(成果報酬型広告)サイトでは、16日夕現在も虚偽の宣伝文が載ったバナーが掲出されている。J-CASTトレンドでは複数回、侍社に電話取材を試みているが、いずれも「担当者が不在」としている。締め切り時間までに回答はなかった。