米アップルの製品同士でデータを共有できる「AirDrop」機能。簡単な操作で写真や動画を送受信できて便利だが、「悪用」されるケースも複数報告されている。
見ず知らずの人にわいせつな画像を送りつける「AirDrop痴漢」と呼ばれる行為で、芸能人も被害に遭っている。
面識ない女性に不適切画像送って逮捕
AirDropは、iPhone、iPad、Mac間でデータをワイヤレス通信で送り合うことができる。例えば、自身のMacからiPhoneに資料を送ったり、友人のiPadに旅先で撮った写真を共有したりなどだ。
「AirDrop痴漢」は、街中や電車内など不特定多数の人物がいる場で、周囲のiPhone利用者にひわいな画像を送りつける手口だ。iPhoneの「AirDrop」機能をオンにしていて、かつ半径9メートル以内にいれば誰にでも送信できてしまう。
SNSで「AirDrop痴漢」と検索すると多数の被害報告が挙がっている。性的な画像以外にも、意味不明な画像を送る愉快犯も少なくないようだ。
2018年5月には、電車内でわいせつな画像を面識のない女性に送信したとして、兵庫県迷惑防止条例違反の疑いで会社員の男(31)が逮捕された。