年代で分かれるパワハラと体罰の意識 若者より中年が「寛容」な傾向

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「パラハラがプラス」20代はゼロ、50代は15%

   パワハラや体罰を受けた経験は、人生にどう影響しているのだろうか。

   「部活中に受けた体罰やパワハラが今の自分にプラスになっているか」を聞くと、最多回答は全世代共通で「影響はない」だった。「20代」(67%)、「30代」(69%)、「40代」(68%)、「50代」(62%)とおおむね同様の結果となった。

   年代別で差が出たのは「マイナスにしかなっていない」の回答者の割合だ。「20代」(33%)、「30代」(28%)、「40代」(19%)、「50代」(23%)と、若い世代に多い。一方で、「プラスになっている」と回答した割合は、「20代」(0%)、「30代」(3%)、「40代」(13%)、「50代」(15%)と、年を追うごとに増えている。

   「我が子」に対する体罰への意識も、年代によって変わる。部活をしている自分の子どもに「軽い体罰があれば必要な場合もあると認めるか」を聞くと、「必要な場合もある」と回答した割合が最も多かったのは「50代」(46%)だった。以降、「40代」(45%)、「30代」(28%)、「20代」(15%)と、年代が下がるごとに「必要な場合もある」と回答した割合は減っていく。

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