昨今、相撲やアメフト、レスリング、体操など、スポーツ界の「パワハラ問題」が取り沙汰されている。
学校の部活動でも、こうしたパワハラは蔓延しているのか。インターネットメディア開発事業を営む「ホワイトボックス」(本社・福岡)が発表した「学生時代の部活動の実態」に関する調査結果が興味深い。
20代は「パワハラ」、50代は「体罰」経験多い
調査の対象は、20歳~59歳の男女100人(男35人、女65人)。年代別の内訳は、20代(27人)、30代(29人)、40代(31人)、50代(13人)となっている。2018年9月6日にネットを通してアンケートを実施した。
「部活でパワハラはあったか」という問いに対して、「あった」と回答した割合が最も多かったのは「20代」(41%)だった。「30代」(34%)、「40代」(26%)、「50代」(15%)と、「あった」と回答した割合は年代が上がるごとに少なくなっていく。
一方で、「部活に体罰はあったか」という質問に、「あった」と答えた割合が最も多かったのは、「50代」(46%)だ。パワハラとは反対に、「40代」(35%)、「30代」(34%)、「20代」(19%)と、年代が下がるごとに「あった」と回答した割合は減っていく。