資生堂「ストレス臭」の正体を突き止めた 嫌なニオイ目立たせない技術も開発

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ニオイ成分を「STチオジメタン」と命名

   勝山さんによると資生堂では、3年かけて高度な濃縮技術と複数の分析方法により、ストレス臭の2つの主要成分の正体を突き止めた。「ジメチルトリスルフィド」と「アリルメルカプタン」で、同社では2つを「STチオジメタン」と命名したことを明らかにした。

   ストレス臭対策として資生堂では、強いニオイで隠してしまうのではなく、ニオイそのものを包み込み、嫌なニオイを目立たなくする技術「STアンセンティッド技術」を開発した。これを用いたのが「STハーモナージュ香料」だ。

   セミナーでは、ストレス臭を染み込ませた布のようなものが入った容器に、スプレータイプのSTハーモナージュ香料をふりかけた。記者が実際にニオイをかいでみると、嫌なニオイが見事に消えた。

   なお、STアンセンティッド技術を用いた商品は、2019年春に発売予定とのことだ。

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