復刊の機運「今回が初めて」とちくま学芸文庫の編集長
ツイッターでの盛り上がりを受け、筑摩書房の公式ツイッターが9月12日、「『どうしても読みたい!』というたくさんの声にお応えする」として、急きょ「復刊」すると発表した。
ちくま学芸文庫の編集長は10月2日、J-CASTトレンドの取材に「本がバズる(ネット上で拡散)ことはよくあるのですが、復刊してもいいんじゃないかという機運になるのは今回が初めてした」と驚きを隠さない。
ツイッターの投稿を見た人から電話での問い合わせが殺到し、復刊できる手ごたえを得られたという。
『日英語表現辞典』は、同じ著者による『英語類義語活用辞典』(03年刊)が好評だったために、第二弾として上梓された。編集長によれば、これまで増刷・重版はかからなかったそうだ。
今回の発行部数は非公表としつつ「かなり多めにさせていただきました」(編集長)。英語の学習者にとって非常に役立つ内容だと太鼓判を押した。10月4日頃には全国の書店やネット通販で販売するとしている。
なお、ネット上での盛り上がりを受けて「復刊」した例は他にもある。品切れ状態だった歴史書『仙境異聞・勝五郎再生記聞』(岩波文庫)も、ツイッターでの「バズ」がきっかけで、18年2月に増刷された。