倉本長治~良心的に、クリエイティブに
同社のスタッフが常に携帯する手帳がある。1948年に出版社「商業界」をはじめた倉本長治氏の語録である。小売業の使命とは、「自然と人」、「人と社会」、「人と人」の橋渡しをすること。そのために社員は知識を広げ、生活の基本領域に入り、全国津々浦々にお役に立つ出店方法を考える。デジタル技術を積極的に導入し会社を作り変えている。社員に奨励されているのは「情報編集力」。
やり遂げるという強い想いを出発点にして、情報と情報をつなぎ、アイデアを構想する力。こうした力を培うには、当事者としていろいろな業務を経験しやり遂げさせることが役に立つという。
あいさつ、清掃、仕事のムダ取り、雑談。これらすべてが、多様な価値観を知り、得手不得手を助け合う企業風土が日々培われているのである。
経済官庁 ドラえもんの妻