休刊が決まった月刊誌『新潮45』(新潮社)の最新号(2018年10月号)が、相次いで転売されている。
オークションサイトでは定価の5倍以上で出品されるなど、高騰している。
全国書店、ネット販売で完売続出
新潮社は9月25日、『新潮45』の休刊が決まったと発表した。同社は、LGBT(性的少数者)をめぐる最新号の特集「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」が批判を受け、21日には「あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられた」とする佐藤隆信社長名義の声明を発表していた。
議論を呼んだ最新号は世間の注目を集め、一部報道によれば全国の書店で売り切れが続出したという。ネット販売でも、紀伊國屋書店や楽天ブックス、ツタヤオンラインショッピングなどで品切れとなっている(26日時点)。
そのため、メルカリやヤフオク!といったオークションサイトで高額転売が相次いでおり、定価(税込880円)の5倍~7倍ほどで取引されている。アマゾンでも最安値が6773円で出品されている。