日本人最高の現役投手は誰だ――。野球ファンなら、仲間同士で一度はこんな会話を交わしたことがあるだろう。今ならさしずめ、米大リーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手だろうか。
では、漫画の世界なら? 総合ランキングサイト「gooランキング」は、2018年9月5日に「野球漫画史上最強のピッチャーランキング」を発表した。
2位は「巨人の星」の「星飛雄馬」
「gooランキング」は、2018年8月1日~15日にかけてインターネット投票を募り、1万1198票を集計した。
「野球漫画史上最強のピッチャー」第1位は、「MAJOR」(作者・満田拓也さん)の茂野吾郎(旧姓・本田吾郎)だ。2253票を獲得し、2位と850票の差をつけた。茂野吾郎はリトルリーグ時代に右肩を故障するも、中学校でサウスポーとして復活。高校では練習試合中に故意に怪我を負わされ、その後も負傷したまま県大会に出場。卒業後に渡米し、メジャー昇格後も突如思ったようにプレーできなくなる「イップス」を発症するなど、数々の困難に見舞われてきた。最終的には野手に転向、「打者」としても活躍する姿から、ネット上では「二刀流」で活躍する大谷選手と重ね合わせる声も上がっている。
第2位は、「巨人の星」(原作・梶原一騎さん、作画・川崎のぼるさん)の星飛雄馬で、1403票を獲得。元プロ野球選手の父・星一徹に、「大リーグボール養成ギプス」と呼ばれる器具を装着した生活を命じられるなど、特異な英才教育を受けて育っている。
第3位は「わたるがぴゅん!」(作者・なかいま強さん)の与那覇わたるで、1139票。沖縄から転校してきた問題児だったが、東京都内の弱小校で活躍する。「ハブボール」や「シーサーボール」など、オリジナルの変化球を持っている。
4位以降は以下のようになっている。
4位 「逆境ナイン」 不屈闘志(765票)
5位 「侍ジャイアンツ」 番場蛮(693票)
6位 「アストロ球団」 宇野球一(618票)
7位 「Dreams」 久里武志(515票)
8位 「ドカベン」 里中智(406票)
9位 「ダイヤのA」 沢村栄純(403票)
10位 「県立海空高校野球部員山下たろーくん」 山下たろー(363票)
11位 「野球狂の詩」 水原勇気(359票)
12位 「MAJOR」 眉村健(353票)
13位 「キャプテン、プレイボール」 谷口タカオ(335票)
14位 「タッチ」 上杉達也(332票)
15位 「名門!第三野球部」 檜あすなろ(299票)