球界の名選手がまた一人、ユニホームを脱ぐ。プロ野球・広島東洋カープの新井貴浩選手(41)が2018年9月5日、今季限りでの現役引退を発表した。
新井選手の「そっくりさん」として知られる、新丼(あらどん)貴浩さんは「選手としては今年で終わりでも、これからも新井さんのファンです。。。泣」と惜別の言葉を送った。
今季は代打出場が続く
新井選手は、広島工業高から駒澤大学を経て1999年にドラフト6位でカープ入団。右の長距離砲として活躍し、05年に本塁打王(43本)、11年に打点王を獲得している。
08年に阪神タイガースにフリーエージェント(FA)で移籍するも、15年にカープに復帰。16年には最優秀選手に輝き、広島を25年ぶりのリーグ優勝に導いた。今季は主に代打で出場し、9月4日まで49試合出場で打率.222、本塁打4、打点20を記録している。
新井選手は引退会見で、
「若手がすごく力をつけてきていますし、これからの2年後、3年後、5年後のカープのことを考えたときに、今年がいいんじゃないかというふうに考えました(中略)今年は(ファンを)喜ばせてあげることができていないので、そういう事も含めて申し訳ない思いもある」
と決断の理由を説明した。