「きかんしゃトーマス」にケニア出身の女の子登場 「ジェンダー平等」テーマに盛り込む

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   英国の子供向けアニメ「きかんしゃトーマス」が大幅にリニューアルされる。

   2018年9月放送の新シリーズ「Thomas And Friends: Big World!!Big Adventures!」では、シリーズ初の「世界」が舞台となり、女の子のキャラクターも新たに加わる。

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「外見や話す言葉が違っても誰もが同じ大切な存在」

   きかんしゃトーマスは、英国の絵本が原作。架空の島「ソドー島」を舞台に、主人公「トーマス」の冒険や仲間との絆を描く。英国では1984年に、また日本でも90年から放映されている。

   これまでトーマスの機関車仲間は男の子が多くを占めたが、新シリーズは男女比が3対3となる。新しい女の子の機関車「レベッカ」とケニア出身の「ニーヤ」が加わる。

   そのほか、シリーズの拠点となっていた架空の島「ソドー島」を初めて離れ、世界中を舞台にさまざまな地域の機関車が登場する。

   同シリーズの制作では、アニメ作品初の国連と提携。国連が掲げる「持続可能な開発目標」のうち「ジェンダー平等を実現しよう」「質の高い教育をみんなに」などをテーマに盛り込んだ。

   国連は発表資料の中で、

「子ども達は幼い頃に自分の考え方を身につけ、ステレオタイプ(固定観念)を学びます。その多くは自分の身近にあるものを見ることによって習得されます(中略)『きかんしゃトーマスとなかまたち』のような番組とニーヤのような登場人物によって、外見や話す言葉が違っても誰もが同じ大切な存在であり、果たすべき役割があるという考え方を子ども達に伝えることができます」

と連携の意義を語っている。

   新シリーズは英国で9月3日から放送。日本での放送については未定だ。

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