国際オリンピック委員会(IOC)の日本語版公式ツイッター(@gorin)が2018年8月24日、「K-POPアーティスト」の人気調査を行った。
26日に投票を締め切り、最終的に29万7819票が集まった。今回の調査では、2組が人気を二分した。いったいどのアーティストが人気だったのか。
日本で4大ドームツアー開催
調査は、ツイッターの投票機能を利用したもの。
「平昌オリンピック開会式で流れたアーティストの中で皆さんのお気に入りは何ですか?」
とアンケートを募った。回答の選択肢は、「TWICE(トゥワイス)」「BTS」(防弾少年団)「BIGBANG」「EXO(エクソ)」の4つだ。平昌五輪の開会式では、TWICEの「LIKEY」、BIGBANGの「FANTASTIC BABY」、BTSの「DNA」などがメドレーで流れた。また閉会式では、EXOが「Growl」「Power」の2曲を披露した。
アンケートで1位に輝いたのは「BTS」(47%)で、僅差で「EXO」(43%)が2位になった。
BTSは韓国出身の男性7人組ヒップホップグループで、日本では14年にデビューした。ダンススキルの高さなどが評価されており、今年11月から日本初の4大ドームツアーを予定している。年々人気が増している。
EXOは韓国人と中国人計12人が所属する男性ボーカル&ダンスグループだ。15年に日本でビューし、18年までに4度のドームツアーを開催している。17年5月に誕生したグループ内のボーカルユニット「EXO-CBX」が今年初めて横浜含む全国4都市でアリーナツアーを開催するなど、歌唱力でもファンを増やしている。
デビュー年にNHK紅白出場も...
一方で、「TWICE」(6%)と「BIGBANG」(4%)にとっては今回のアンケート調査では、残念な結果が出た。
TWICEは韓国人・日本人・台湾人からなる女性9人組の多国籍グループだ。17年6月に日本デビューすると、同年の年末には「第68回NHK紅白歌合戦」に初出場した。親指と人差し指で作る、泣き顔の顔文字「(T_T)」を見立てたポーズが印象的な曲「TT」が女子高生の間で流行した。
BIGBANGは韓国出身の男性5人組ヒップホップグループだ。日本では09年にデビューと、4組の中では最も活動歴が長い。12年から17年までは毎年ドームツアーを行っている。近年はソロツアーの開催など、メンバー個々での活動も目立つ。
TWICEは日本デビュー年にNHK紅白出場、BIGBANGは7年連続ドームツアー開催など、BTSとEXOに引けをとらない活躍をみせている。今回の調査結果は、アンケート参加者とファン層がマッチしなかった影響もあるようだ。