Twitter(ツイッター)、Instagram(インスタグラム)、Facebook(フェイスブック)...SNSが溢れる現代ではおそらく、SNSを「まったく利用したことがない」人の方が少ないだろう。ところが最近では、スマホ片手のネタさがしや「いいね!」競争に疲れ果て、脱落者も相次いでいるようなのだ。
「いいね!」競争で息切れ
市場調査会社「リサーチ・アンド・ディベロプメント」は2018年4月に、15~59歳男女1800人を対象に「SNSの利用意識」についてインターネット調査を実施したが、それによれば、15~29歳までに限ってみると、SNSを利用していない割合は、男性20%、女性13.7%で、若者の間では、SNSと縁がないのは少数派だ。
同年齢層で利用別のSNSをみると、男女ともに「Twitter」が最も多く、男性は59.7%、女性は65.7%が利用している。次いで「LINEのタイムライン」が多く男性52.3%、女性は47%。差が出たのは「Instagram」で、男性の利用者は29.7%なのに対し、女性は51%が利用している。
「養命酒製造」は調査PR・リリースを手がける「ネットエイジア」と協力し、18年7月4日~10日、「ビジネスウーマンの夏バテ」というテーマで、20歳~39歳の未婚の働く女性1000人を対象にインターネット調査を行った。
「SNSでいいね!をもらうために頑張りすぎて疲れてしまうこと」をどの程度感じているか聞いたところ、「非常に感じている」(5.5%)、「やや感じている」(12.8%)を合わせて18.3%が「疲れ」を実感。未婚の働く女性の5人に1人が、SNSでの「いいね!」競争に息切れを感じているようだ。
思い切ってやめた人は「スッキリ」「精神的に楽」
女性向け掲示板「ガールズちゃんねる」では、18年8月9日に「SNS疲れの人」というトピックスがたてられている。SNS疲れを経験し、やめてしまったというユーザーからは、
「やめたらスッキリした」
「急に『なんか疲れた』ってなって、全てやめました。時々どうしてるのかな~?って思うけど、やってたときよりも精神的に楽」
「インスタ見るのやめました! どうせみんな良いところしか載せてないのに、そんなのに『あぁ~いいなぁ~うちなんて...』って振り回されるの嫌だから」
「嫌になって辞めました!気になるし たまにもう一回始めようかなって気になるけど もうやることはないかな」
といった声が寄せられた。その一方で、SNSを続けているというユーザーからは、
「主に芸能人フォローで誰とも深く付き合ってないから、特に弊害はない」
「知り合いとは繋がらず趣味関係のだけにしてる」
といった意見も散見された。