ステンレス製魔法瓶などを手がけるサーモス(東京都港区)は、オーディオブランド「VECLOS」から、ヘッドホン2モデルおよびイヤホン4モデルを、2018年8月31日に全国のオーディオ専門店および家電量販店などで発売する。
振動を抑え、優れた定位と音場感を再現可能
いずれも同社の真空技術を活用した、高い剛性を持つ独自の「真空エンクロージャー」による優れた空間表現とクリアなサウンド再生を実現したと、発表資料にはある。
高い剛性を備えたチタンおよびステンレスを素材に採用した2重構造の円筒形状で、内筒と外筒の間は真空状態。真空層と大気の圧力差によってエンクロージャー(筐体)表面に張力が発生することで剛性が高くなるほか、優れたダンピング特性により効果的に振動を減衰可能だという。これらにより優れた定位と音場感を再現できるとのことだ。
イヤホンは、2way ワイドレンジBA(バランスド・アーマチュア)ドライバーと、フルレンジBAドライバーを内蔵した、チタン製およびステンレス製エンクロージャーの全4モデルをラインアップ。
ヘッドホンは、40ミリフリーエッジ・カーボンペーパードライバーを搭載。パルプにカーボンを混抄(こんしょう)したことで適度な内部損失と高剛性を両立、高解像度とワイドレンジサウンドを実現。CDを超える高解像度「ハイレゾ(ハイレゾリューション・オーディオ)音源」も余裕を持って再生可能な周波数特性(10Hz~80kHz)を備える。
チタン製エンクロージャー採用の「HPT-700」、ステンレス製の「HPS-500」全2モデルを用意する。
いずれも価格はオープン。