過去にもいた!「優勝以外」で表紙を飾った投手
決勝までの5試合すべてを完投した吉田投手をはじめ、金足農業についてはチームが勝ちあがるにつれてメディアからの注目度が増し、大会終了後も連日報道が続いている。
2001年に始まった「甲子園 Heroes」シリーズ(14年~17年は休刊)で、準優勝投手が表紙を飾るのは初の快挙だ。これまではその年の優勝チームの歓喜の輪が採用されており、2006年のみ「ハンカチ王子」フィーバーを巻き起こし、早稲田実業(西東京)を初優勝に導いた斎藤佑樹投手(現北海道日本ハムファイターズ)が単独で飾っている。
なお「甲子園 Heroes」の前身である「アサヒグラフ」では、1981年の63回大会で愛知・名古屋電気の工藤公康さん(現福岡ソフトバンクホークス監督)、1982年の64回大会で早稲田実業の荒木大輔さん(元東京ヤクルトスワローズ)を表紙に起用している。当時名古屋電気は準決勝敗退、早稲田実業は準々決勝敗退だった。