猛暑続くも、「おでん商戦」開始 コンビニ各社の「ココ」に注目

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   うだるような暑さが連日続く中、コンビニ大手が早くもおでん販売を開始した。ローソンは最も早い2018年8月6日に、少し遅れてセブンイレブンが8月9日に発売。ファミリーマートは8月28日から展開する。

   3社ともに前年のおでんをリニューアルし、味の改良を行なった。おでんを買うならどこがベストか――。

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夏でも意外な人気

   夏におでん!?と疑問に思う読者は少なくないはずだが、需要はあるようだ。J-CASTニュースが昨年、セブンイレブンに取材したところ、8月になると、暑さにも慣れることに加え、冷たいものばかりだと飽きてくることから、温かいものも売れ行きが伸びるという。

   今年のおでん商戦の注目はどこか。3社のリニューアル点の一部を見ていこう。セブンイレブンはつゆが変わった。従来のかつお・昆布だしに、にんじんとたまねぎの旨味を加えたことで、コクと甘みが増した。

   また、「厚揚げ」「玉子」といった具材の調理方法も変わった。厚揚げは表面に複数の穴を開けることでダシを染みやすくし、玉子は茹でる工程からパッケージングまで一定の温度に保つことで、より柔らかくなったという。

「厚揚げ」「玉子」(セブンイレブンのリリースより)
「厚揚げ」「玉子」(セブンイレブンのリリースより)

ローソンは変わり種で勝負

   ファミリーマートも、つゆと具材の製法を刷新した。つゆは香りが強い静岡・焼津産のかつお節を使用し、昆布は低温長時間と高温短時間の2通りの方法でダシを抽出したことで、風味と味わいが増したという。

   定番の具材である「だし巻き卵」は、昨年よりも生地を薄く焼き、層の間につゆが染みやすくした。「もち入り巾着」のもちは、約3倍伸びるようになり口当たりがよくなった。

「だし巻き卵」「もち入り巾着」(ファミリーマートのリリースより)
「だし巻き卵」「もち入り巾着」(ファミリーマートのリリースより)

   ローソンは変わり種で勝負する。見た目が印象的な「豚トロ串」「つくね団子(卵黄風ソース入り)」「カニカマと枝豆のこんにゃく包み」「とうもろこし天」を新たに投入した。

(右上から時計回りに)「豚トロ串」「つくね団子(卵黄風ソース入り)」「カニカマと枝豆のこんにゃく包み」「とうもろこし天」(ローソンのリリースより)
(右上から時計回りに)「豚トロ串」「つくね団子(卵黄風ソース入り)」「カニカマと枝豆のこんにゃく包み」「とうもろこし天」(ローソンのリリースより)

   そのほか、定番の「大根」は中心部の切込み幅を深くしたことでつゆが染みやすくなり、「しらたき」は一本一本を太くすることでつゆに絡みやすくした。

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