2020年東京オリンピック・パラリンピックの、とある公式ライセンス商品がインターネット上で注目を集めている。
マスコットキャラクター「ミライトワ」「ソメイティ」をぬいぐるみにした商品で、価格は「14万円」する。なぜ、それほど高額なのか。
グッズの中心価格帯は数百円~数千円
大会組織委員会は16年6月から、公式ライセンス商品を店舗や通販で発売している。商品は衣類や雑貨、文具と幅広く、中心価格帯は数百円~数千円だ。比較的値段が高い商品だと、通販サイトでは浴衣(3万2400円、以下税込)や銀製ピンバッジ(1万2960円)、有田焼の皿(9450円)が見つかる。
ネット上で話題となっているのは、「ミライトワ」「ソメイティ」の巨大ぬいぐるみだ。価格はそれぞれ14万400円と、ほかと比べて破格。サイズは全長130センチ、重さ6キロと大型だ。
「14万?!」「ゼロ一個多いな」「ぼったくりやろこれ!」と驚きの声が上がっているが、それなりのコストがかかっているようだ。
1体1体手作業で制作
商品ページには「1体1体、手作業にてお作りしております為、表情などに個体差がございます」とある。そのため受注生産となり、8月20日現在の注文で11月下旬以降の発送になる。
ネット上では、高額な点に否定的な声が多いが、
「このぬいぐるみ、いいなって思った」
「受注生産の公式グッズだし、しっかり保管しておけば将来的にプレミアで値段つくかもよ」
と、購入に意欲的な向きもあった。
組織委は、グッズ売り上げによるライセンス収入を140億円と見積もっている。ロイヤルティー(手数料)は5~7%なので、2000億円以上の売り上げが必要だ。