金属部品メーカーのキャステムは、プロボクシング元6階級制覇王者、マニー・パッキャオ氏の左拳を金属で再現し、本人に贈呈した。そのレプリカである「パッキャオモデル」を、2018年8月8日に販売を開始した。
血管・手のシワ・毛穴までも忠実に再現
「フィリピンの英雄」パッキャオ氏は現在、同国の上院議員で、次期大統領候補ともいわれる。今回の「パッキャオモデル」はゾロ目のシリアルナンバー「000」~「777」の7個限定で、1個108万円で販売している。パッキャオ氏の本名は「Emmanuel Dapidran Pacquiao」と、8文字が3回続いていることから、本人に贈呈されたのはシリアルナンバー「888」だ。
「888」モデルは24金(純金)箔を表面に施し、土台は日本の伝統工芸である輪島塗りを採用している。一方「パッキャオモデル」(000~777)は24金メッキでつくられ、血管・手のシワ・毛穴までも忠実に再現している。
制作にあたり、キャステムは18年2月にパッキャオ氏の左拳の型を採取した。約10分間、左拳を型採材に埋没させて型をとり、それを原型に精密鋳造の技術を用いてつくり上げた。
商品の売り上げの一部は、パッキャオ氏が持つ慈善団体「Emmanuel & Jinkee's Heart Foundation」に寄付される。