2018年8月10日~12日に東京ビッグサイトで開催された同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)94」でブレイクを果たした人物がいる。お笑いコンビ「ふりいくっ!」の富田純基さんだ。
コミケで披露したモノマネがSNS上で拡散され、広く笑いを呼んでいる。
「その発想はなかった」切り傷を表現
「この輪ゴム使った花山薫やり始めて、3年経つんですけど、自分の力じゃ中々広まらなかったのに、一日でこんなにみなさんに知ってもらえてありがたい限りです」
富田さんはコミケ閉幕の翌13日、ツイッターでこう書き込んだ。花山薫とは、人気格闘マンガ「バキ」シリーズに登場する暴力団の組長で、顔中を縦横無尽に走る切り傷が特徴だ。
富田さんは花山薫のモノマネを得意とし、顔に輪ゴムを巻きつけることで切り傷を表現している。この姿でコミケに参加し、「似ている」と来場者の間で話題に。ツイッターでも写真が拡散され、富田さんはまたたく間に「時の人」となった。
「自分の力じゃ中々広まらなかった」というように、過去にもツイッターでモノマネを披露していたが、いずれも数十リツイート(拡散)と宣伝に苦労していた。だが、コミケで一気に知名度を上げたことで、前述の「この輪ゴム使った~」は15日現在で1万7000リツイート、3万8000「いいね」を獲得。
「そっくりだと思います(笑)」
「工夫がすごいです。その発想はなかった」
といったコメントが寄せられている。
モノマネが3年越しに「ブレイク」した富田さん。コンビ結成は17年6月と日が浅いが、花山薫人気でどこまでのし上がれるか――。