「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」...。アニメ監督・細田守さんの代表的な長編アニメ作品だ。
いずれも日本アカデミー賞・最優秀アニメーション賞受賞の大ヒット作品だが、俳優の竹内涼真さんが特に好きだと答えたタイトルは上記のいずれでもなかった。その回答にネット上で好感度が上がっている。
「時をかける少女」ではなく...
2018年8月11日放送の教育バラエティー番組「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)に細田監督がゲストとして出演した。出演者の竹内さんは番組司会者に「特に好きな作品は?」と聞かれると、こう答えた。
「『時をかける少女』はもちろん見させていただいたんですけど、『デジモン』。僕はデジモン世代で、映画館に2回見に行きました」
これには細田監督は一瞬驚きながらも、「ほんとですか。ありがとうございます」と、右手を胸に当てて嬉しそうな表情を浮かべていた。細田監督は、「劇場版デジモンアドベンチャー」(1999年)、「劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」(2000年)など、デジモンの短編アニメの監督を務めている。
「途端に親近感湧いた」「すごい驚き」
竹内さんのこの回答は、ツイッター上で話題になった。「好感度爆上がりしました」「途端に親近感湧いた」「最高かよ」「すごい驚きと嬉しさで溢れました」「これから応援する」と、好意的なコメントが相次いだのだ。
いったい、なぜ? 竹内さんは、高校時代は東京ヴェルディユースに所属していたほどのサッカー少年だった。それでも芸能界を志して、特撮ドラマ「仮面ライダードライブ」やNHK連続テレビ小説「ひよっこ」で大ブレイク。ドラマや映画に引っ張りだこのイケメン若手俳優だ。アニメとは無縁そうな竹内さんが、20年近く前の劇場版デジモンを細田監督の作品として知っていたことは意外性があり、往年のアニメファンをうならせたようだ。
なお現在、「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」「劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」は「角川シネマ新宿」(東京都新宿区)で再上映中。1作品1000円(デジモンのみ800円)で8月24日まで。