実情を踏まえた意見交換も実施
ワークショップでは、参加者による現場ならではの本音が聞かれ、実情を踏まえた意見交換も実施された。多忙化の改善に向けて、以下のようなアイデアが出された。
「部活動を週休2日になかなかできないのは、休むと負けるのではないかと思っているから。(中略)短時間で成果を上げている事例を共有するとよい」
「先生たちは子供たちのためなら、と頑張ってしまう。教育の質を下げずに業務削減できるよう、業務アシスタントを雇用するなど、新たな対策が必要」
「保護者の理解が必要。理解獲得のためには、学校単位ではなく、教育委員会と連携して進めることが不可欠」
「NITSカフェ」は2017年からNITSが行っている参加型ワークショップ。教員の養成・採用・研修を担う「大学・教育委員会」と、「一般の現職教員・学校・地域・民間企業」などが集い、教員の資質向上に関して意見交換する。今年は60か所で開催予定だ。