「すごい、突っ込みどころしかない」「見事な時代遅れで大丈夫......?」――。三菱自動車の益子修CEO(最高経営責任者)の仕事論をめぐり、SNS上で議論となっている。
ニュースサイト「プレジデントオンライン」の2018年8月6日付記事「三菱自動車CEO『若い社員への"違和感"』」(現在は「三菱自動車CEO『部下は上司から、上司は部下から学びなさい』に変更)で仕事への考え方を語ったところ、ツイッターでは多数の違和感が示されたのだ。
「メールによって職場が殺風景で機械的に」
記事では、事業環境の変化に対応するためには「働き方や意識の改革」が必要だとして、益子氏が意識差を感じやすい若手社員の問題を中心に語られている。SNSで特に疑問視されているのは、「社内コミュニケーション」についてだ。
「若い人たちは、ITの活用に対するスタンスも我々の世代とは違います」として、若手社員のメールの使い方を挙げる。相手とのアポイントメントが不要などメールの利点は認めつつも、
「一方通行なので、メールの表現によっては人を傷つけていることがあってもわからないし、人間関係が希薄化することにもなりかねません」
「ITに溶け込んでいける若い人たちは、メールによって職場が殺風景で機械的になっていることに、危機感を感じていないようです」
などと持論を述べ、対面でのコミュニケーションの重要性を説いた。
また、
「最近の若い社員の中には、直属の上司が話にならないと思うと、いきなり飛び越してその上の部長や担当役員にまで直談判しにやってくる人がいます。それでは秩序が乱れてよくありません」
とも話し、中間管理職のマネジメント能力向上を願った。