社内で意見割れるも「思い切って踏み切りました」
広報担当は「これまでよりも原価が上がり、お客様からも賛否がありそうでしたので、会社として大きな決断でした」と振り返る。
全皿100円を掲げていた大手回転すしチェーンは、人手不足による人件費アップや漁獲量減少による魚介類の価格高騰などで、軒並み価格改定を迫られている。
そんな中で、くら寿司は18年4月に「価格維持宣言」を出したばかり。さらにコストが増えるとなれば、当然社内でも意見が割れる。
「ですが、味に関しては満場一致で評価が高かったので、思い切って踏み切りました」(広報担当)
実際に記者も変更前と後のシャリを食べ比べてみたが、シャリの風味が増した印象を受けた。