音響機器を手がけるディーアンドエムホールディングス(神奈川県川崎市)は、「デノン」ブランドから、アナログレコードプレーヤー2モデルを2018年8月中旬に発売する。
レコードサウンドをUSBメモリーへ録音できるモデルも
いずれも、光沢仕上げのキャビネットやアルマイト加工されたマットな質感のトーンアームなど、従来の同ブランド製プレーヤーとは大きく異なるという現代的なデザインを採用。
1970年代の設計思想に回帰したというS字型トーンアームを新開発。ヘッドシェルは交換しやすいユニバーサルタイプを採用し、あらかじめ取り付けられている付属のMM型カートリッジのほか、様々なカートリッジごとの音質の違いを楽しむことも可能だ。
駆動方式はベルトドライブで、33-1/3、45、78回転に対応し、EP/LP盤のほかSP盤も再生可能。ターンテーブルの下に備えた速度センサーで回転速度を常時モニターし、正確な速度を保つようモーターを制御。回転精度を維持することで、レコードに刻まれた本来の音を忠実に再現できるという。
再生の終了時に自動的にトーンアームをリフトアップし、ターンテーブルの回転を停止する「オートリフトアップ&ストップ機能」を搭載する。
MMカートリッジ対応のフォノイコライザーを内蔵し、PHONO入力のないアンプやミニコンポなどに直接接続できる。再生中にダストカバーをスタンドで立てておけるほか、レコードジャケットを立て掛けてディスプレイも可能だ。
「DP-450USB」は、USBメモリーへのダイレクト録音機能を搭載。MP3(44.1kHz/192kbps)またはWAV(44.1kHz/16bit)の録音に対応する。
価格は、「DP-400」が5万8000円(税別)、「DP-450USB」が7万円(同)。