巨人は13ゲーム差、日ハムは11.5ゲーム差を詰める
優勝の可能性もゼロではない。プロ野球ではときにレギュラーシーズンでも、とんでもない大逆転が起こることがある。2016年に日本ハムファイターズが首位と最大11.5ゲームあった差をひっくり返して優勝、さらに日本一にまで上り詰めた。2008年にも読売ジャイアンツが13ゲーム差をつめて優勝している。大リーグでも、2012年にオークランド・アスレチックスが13ゲーム差から逆転優勝をした例がある。
楽天は8月2日時点でリーグ防御率トップ「2.14」の岸孝之投手、松井投手に代わって守護神を務め、防御率「0.97」と抜群の安定感を見せるハーマン投手らが投手陣を牽引。打撃陣では、11本塁打、15盗塁、打率2割9分8厘の中堅手・田中和基選手、8本塁打、39打点、打率2割7分9厘の三塁手・代打で最近14試合7打点、出塁率3割6分4厘、長打率6割6分7厘の枡田慎太郎選手らの活躍が光る。
なお8月3日、先発ローテの一角を担っていた美馬学投手が右肘の張り(再発)で、主砲のアマダー選手が右脇腹痛で登録抹消となった。各スポーツ紙が報じている。自身初となる2ケタ勝利(11勝8敗)を達成した美馬選手は、春先に不調も6月から調子をあげてきていた。アマダー選手は後半戦14試合で8本塁打と打撃陣を牽引していた。はたしてこれがどう影響するか。