熱中症対策こんな方法も 携帯用扇風機×濡れタオルで体を冷やす

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   記録的な猛暑となっている2018年夏。携帯用扇風機の生産販売を目的として、2017年に設立された民間企業「熱中症対策研究所」(本社・埼玉県川越市)が新しい暑さ対策として、「濡らしたタオルと一体化する扇風機」を提案している。

   同社は2018年5月、携帯用扇風機「えりかけ扇風機 BodyFan」を発売した。これを濡らしたタオルと一緒に使うことで、さらに体の冷却効果を高めるというものだ。

  • 使用イメージ
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  • 「えりかけ扇風機 BodyFan」の構造
    「えりかけ扇風機 BodyFan」の構造
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  • 「えりかけ扇風機 BodyFan」の構造

風で汗を気化、タオルで体を冷却

   BodyFan(希望小売価格3800円)は、ファン本体に付いているクリップを服の襟に掛けるだけで、涼しい風を首や頭に送り、同時に下着の中まで風を届けることができるという製品だ。通勤・通学、スポーツ観戦をはじめとするアウトドアイベントなど、幅広いシーンで使える。

   同研究所は、このBodyFanを首から掛けた濡らしたタオルへの装着を推奨している。涼しい風が体に当たって汗を気化させるとともに、冷やされたタオルが首や胸まわりを冷やすため、相乗的に体が冷やされるのだという。

   発表資料によると、これは環境省が定める「熱中症 環境保健マニュアル 2018」に沿った熱中症対策との説明だ。同マニュアルには、熱中症の疑いがある緊急時に急いで体を冷やす方法の一つとして、「涼しいところに移動させ、服をゆるめるなど、皮膚への風通しをなるべく良くするとともに、露出させた皮膚に濡らしたタオルやハンカチをあてて、うちわや扇風機等で扇ぐことにより 体を冷やす」と書かれている。

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