「デジタル学習」と「目の健康」どう両立させていくか
ワークショップに先駆けて発表された「デジタル教育およびICT教育における親の意識調査」は、今年6月19日~27日にかけて、第一子が小学生の子を持つ保護者593人(Tech Kids School会員193人、一般400人)に対し、インターネット上で実施された。
デジタル・ICT教育を受けていると回答した一般192人に対し、「子どもがデジタル機器の使用中・使用後に訴えた不調」を尋ねると、「目の疲れや痛み」と32.3%が回答し、ほかの症状に比べ高い数値となった。次いで「視界のかすみ」が12%、「頭痛」が10.9%となり、42.7%が何かしらの不調を訴えていたことが明らかになった。
動画配信サイト・ユーチューブ(YouTube)の閲覧や、ゲームの使用などにより、小学生のうちからデジタル機器を使用する子どもは少なくない。「Tech Kids School」を運営する「CA Tech Kids」の上野朝大社長は、
「2020年から(小学生の)みんなもプログラミングを習うことが決まっています。(中略)そんな中、デジタル機器を使わないことはできない時代になっていると思います」
と説明した。プログラミングを始めとした「デジタル学習」と、見過ごされがちな問題の1つである「目の健康」を、どう両立させていくかが今後の課題だという。