「P&G(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン)」(本社・神戸市)は2018年7月30日、「寝具の菌」に関する調査結果を発表した。
同社の調査によると、新品のシーツでもひと晩寝ると菌が4倍以上に増殖する。
1週間使い続けると菌の数は11倍~12倍
P&Gの発表資料によると、同社の山村研究員は、30代~40代の男性8人に協力のもと、「新品のシーツでひと晩寝ると、どのくらいくらい菌が増えるか」を実験した。その結果、菌が4倍以上増えていることがわかったと説明している。さらに1週間使い続けると、菌の数は11倍~12倍程度に増え続けることが確認されたという。
こうした実態は一般的に知られているのか。P&Gが「寝具の菌が繁殖し始めるのはいつからか」について、2018年6月29日~30日にかけて、30代~40代の働くママ300人にアンケートを取った。その結果、「1日後」(46.0%)と理解していた人は約半数で、「2日後」(25.7%)、「3~6日後」(18.3%)、「1週間後」(8.3%)と、菌の繁殖力を侮っている人が過半数以上だった。
一方で、同じように「寝具のケアの頻度」を聞くと、シーツについては「1週間に1回」(31.9%)、「2週間に1回」(20.8%)、「3~4週間に1回」(22.8%)、「3~4週間に1回」(13.1%)と、あまり頻繁にケアをしていないことがわかった。その理由については、「時間がない」(64.2%)という人が多い。