ベビー用品の製造・販売会社「アップリカ・チルドレンズプロダクツ」が2018年7月25日、「ミレニアル世代(1980年~2000年生まれ)のママ」の「抱っこ」についての調査結果を発表した。
昔に比べ「抱っこの時間が伸びている」との声が多く上がる一方、ママたちは「30分~1時間程度」の抱っこで疲れを感じているようだ。
親世代に比べて抱っこの時間が伸びている
調査の対象は、生後24か月以下の子どもを持つ20~30代女性(首都圏1都3県、および京阪神、愛知県、福岡県、北海道在住)。インターネットを通して、334人が回答した。
全員に1日の合計の抱っこ時間を調べたところ、最も多かったのは「3時間まで」(39.5%)だった。次点で「1時間まで」(25.7%)という結果になった。
一方で、「6時間まで」(18.9%)、「12時間まで」(9%)と1日の多くを抱っこに費やしているママも一定数いる。抱っこの時間については、20代前半のママの大半が「親世代に比べて伸びていると親族や知人から言われた」(46.4%)と回答している。
「抱っこしている時の気持ち」という設問で、最も多かった回答は「いとおしさ」(73.6%)だった。赤ちゃんをいくつまで抱っこしたいかについては、3人に1人が「いくつになっても」(34.5%)と回答している。だが、抱っこはママたちの体に負担がかかっていることも実態としてある。
「抱っこひも」への不満は肩や腰への負担の大きさ
ママたちに「(抱っこひもを装着して)赤ちゃんを抱っこしてどれくらいの時間から疲れを感じるか」を聞いたところ、20・30代を通して「30分程度」(36.3%)、「1時間程度」(44.5%)という回答が大半を占めた。
「30分程度」という回答については、「20歳~24歳」(26.9%)、「25歳~29歳」(34.9%)、「30歳~34歳」(40.2%)、「35歳~39歳」(40.8%)と、年齢を重ねるごとに増える傾向が見られた。
「抱っこひも」に対する不満としては、「肩や腰に負担が大きく抱っこできる時間が短い」(51.2%)、「抱っこひもを装着するのに手間どる」(33.6%)といったことが上がっている。「首すわり前の赤ちゃんの首の状態が心配」との回答は、0か月の赤ちゃんをもつママ(77.8%)、生後4か月目までの赤ちゃんを持つママ(42.6%)から多く寄せられた。
今回の調査は、子が親に抱っこされる姿が印象的なコアラの記念日(7月27日)に向けて実施された。アップリカでは、「コアラの子育て」から着想した抱っこひもを7月上旬から全国ベビー用品専門店・百貨店・通販サイトなどで販売している。