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公安部OBが捜査経験をもとにした警察小説

   『カルマ真仙教事件(上)』(著・濱嘉之、講談社、691円)は、平成最悪のテロ事件を元警視庁公安部の著者が自らの捜査経験をもとに描いた警察小説だ。

   ――警視庁公安部OBの鷹田正一郎は絶句した。カルマ真仙教元信者の死刑囚が、秘かに5億円もの金を残していたらしい。その大金は、とある貸金庫に眠っているという。死刑囚とはだれなのか。それは教団の隠し財産なのか。20年の時を経て、鷹田は孤独な捜査を開始する――教祖の名は阿佐川光照。あの混乱と喧騒の時代が警察の視点からリアルに描かれている。(上)(中)(下)の3巻。

   著者の濱嘉之さんは中央大学法学部を卒業、警視庁に入庁、公安部、内閣情報調査室など勤務し警視庁警視で辞職。『警視庁情報官』シリーズや監察係シリーズなどがある。

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