フリーアナウンサーの大神いずみさん(49)が「糖尿病」の宣告――。2018年4月5日、「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京)に出演した際の話だ。
実は1年前の2017年4月にも同番組で「糖尿病予備軍」との宣告を受けていた。2018年1月からは、独自のカロリーオフ健康法を実践し、今年4月の放送では「3か月前に比べて、顔が少しシュッとした様子」と評価され、4キロの減量にも成功していた。にもかかわらず、「糖尿病」と診断されたのだ。
麺の代わりにしらたき、空いた時間に筋トレ
番組では、大神さんの食生活を追った。朝食は、玄米を60グラム使用した雑炊に、ブロッコリー、コンビニのスモークチキン。糖質を制限し、たんぱく質が多めの朝食だ。ブロッコリーにはかつお節で、ドレッシングはかけない。米も食べるのは朝だけで、80グラム以下というのがマイルールだという。
夕食は、野菜スープに豆乳、しらたきを入れた「しらたき豆乳ラーメン」に加え、サバ缶を使ったサバサラダだ。大神さんは「ピザ食べたいなあ...」と本音を漏らすも、これだけで食事を終えた。毎日の晩酌には、糖質が少ないテキーラを1杯飲む。
「これだけでも十分酔ったなって思うから、もうこれで十分。これ以上は飲まない」
食事の節制だけでなく、空いた時間にダンベルで筋トレをしたり、ダイエットマシーンに乗るなど、簡単な運動も始めていた。
唯一、ダイエットが失敗する恐れがあるのは、元プロ野球選手の夫・元木大介さん(46)が料理を作る日だ。彼が調理すると、なぜか自然と超大盛料理ができあがってしまうという。その日は大神さんの大好きなギョーザだったが、1個しか食べなかった―――。と思いきや、「やってしまった。(体重を)戻してしもうた」と頭を抱える大神さん。収録のカメラが止まった後、7個食べてしまったという。
ダイエット前には「発症していた」
最後に失敗したとはいえ、大神さんは3か月で4キロの減量に成功している。なぜ糖尿病と診断されたのだろうか。
糖尿病の診断基準になるのは、血糖値(血液中の糖の量)とヘモグロビンA1c(過去1~2か月の血糖の状態が分かる)で、両方が基準を超えると糖尿病と診断される。大神さんはヘモグロビンのみが基準値をオーバーしており、通常は糖尿病が強く疑われる状態。医師の診断は「今はダイエットをした良い数値(ベストコンディション)なのにヘモグロビンが基準値をオーバーしている。つまりダイエット前(編注:2018年1月の放送より前)は、糖尿病を発症していた」というものだった。
また、大神さんの血管年齢は64歳と診断された。医師によれば、血管年齢はこれまでの積み重ねによるので短期間のダイエットではすぐに好転しないようだ。今後はダイエットの継続が課題で、次のようにアドバイスされた。
「嫌々やっても成功しない。しらたきのラーメン風だったら豚肉をもっといれるなど、肉や魚などのたんぱく質をもっと食べると、満足度が上がります」
「自分の好物で、しかも体にいいようなものを見つけていくことで、食事制限も楽しくなる」
夫・元木大介も協力「夫婦で食事管理はじめました」
大神さんは、番組放送後の5月11日に自身のブログ「おおがみいずみのつくりかた」で、次のように投稿した。
「元木家、夫婦で食事管理はじめました。私は『あすけん』というアプリを使って食事などを記録しています。3日坊主になるかと思ったら、けっこうな辛口採点がでるもんで、意地になっているうちに、なんだか続いています。がんばってんぞー!」
番組では「ダイエットに家族も巻き込むこと」とアドバイスを受けており、夫の元木さんも健康管理に気を使っているようだ。
「夫もやっと健康管理に本気だしてくれて、以前のような暴飲暴食、お手製のドカ飯食いでまわりを圧倒!...みたいなことはなくなりました。やっぱり私が言うより、人(番組)に言ってもらったほうが、素直にきいてくれる男だ。元木、がんばりますよー!」