ダイエット前には「発症していた」
最後に失敗したとはいえ、大神さんは3か月で4キロの減量に成功している。なぜ糖尿病と診断されたのだろうか。
糖尿病の診断基準になるのは、血糖値(血液中の糖の量)とヘモグロビンA1c(過去1~2か月の血糖の状態が分かる)で、両方が基準を超えると糖尿病と診断される。大神さんはヘモグロビンのみが基準値をオーバーしており、通常は糖尿病が強く疑われる状態。医師の診断は「今はダイエットをした良い数値(ベストコンディション)なのにヘモグロビンが基準値をオーバーしている。つまりダイエット前(編注:2018年1月の放送より前)は、糖尿病を発症していた」というものだった。
また、大神さんの血管年齢は64歳と診断された。医師によれば、血管年齢はこれまでの積み重ねによるので短期間のダイエットではすぐに好転しないようだ。今後はダイエットの継続が課題で、次のようにアドバイスされた。
「嫌々やっても成功しない。しらたきのラーメン風だったら豚肉をもっといれるなど、肉や魚などのたんぱく質をもっと食べると、満足度が上がります」
「自分の好物で、しかも体にいいようなものを見つけていくことで、食事制限も楽しくなる」