ほぼ全店で全席禁煙の串カツ田中 客単価ダウンも客数アップで「手ごたえ」

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   サイゼリア、モスバーガーなど、大手飲食チェーンが続々と「全席禁煙化」に乗り出している。

   そんな中、大阪名物「串カツ」の専門店「串カツ田中」は2018年6月1日から立ち呑み業態の3店舗を除く、189店舗で「全席禁煙」(176店舗)または「フロア分煙」(13店舗)を実施している。居酒屋チェーンとしては異例の試みだ。7月5日、同チェーンは禁煙化による売上・客層の変化を発表した。

  • 「串カツ田中」の禁煙化の成果は…
    「串カツ田中」の禁煙化の成果は…
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禁煙化に向けた3つの背景

   同チェーンの運営会社の発表によると、串カツ田中はこれまでほぼ全店が「全席喫煙可」だったが、子連れの利用客も多く、内部でも喫煙可の店内に違和感を覚える意見は多く上がっていた。

   18年4月1日から「東京都子どもを受動喫煙から守る条例」が施行された。その第3条には、「いかなる場所においても、子どもに受動喫煙をさせることのないよう努めなければならない」とある。串カツ田中の都内の店舗数が都道府県の中で最も多く、禁煙化を再検討したという。

   全国的に喫煙者が減少傾向にあること、20年東京オリンピックに向けた受動喫煙防止対策の動き、そして世界各国の飲食店内の禁煙状況を見て、禁煙化の実施に踏み切った。

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