「カイジ」スピンオフ作品「中間管理録トネガワ」 ナレーションに賛否

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   テレビアニメ「中間管理録トネガワ」(日本テレビ系)の放送が、2018年7月3日深夜にスタートした。

   アニメ化が決まった際には原作ファンを中心に歓喜の声が上がっていた。だが、アニメ放送後、とあるキャストの起用が「残念」だという声がネット上で相次いだ。

  • アニメ「中間管理録トネガワ」が放送開始した (画像はプレスリリースより)
    アニメ「中間管理録トネガワ」が放送開始した (画像はプレスリリースより)
  • アニメ「中間管理録トネガワ」が放送開始した (画像はプレスリリースより)

豪華キャスト陣が集結

   同名タイトルの原作漫画は、累計発行部数2000万部を超える福本伸行氏の漫画「賭博黙示録カイジ」シリーズのスピンオフ作品。主人公に、カイジに代えて、その敵役として登場した利根川幸雄(トネガワ)を据えた物語だ。金融会社「帝愛グループ」の幹部であるトネガワが、会社の創設者である兵藤和尊と、部下の「黒服」たちの間で苦悩する姿を描く。

   同作品はランキング形式で漫画を紹介するガイドブック「このマンガがすごい!2017」(宝島社)で、「オトコ編」(編注:主な対象は青年誌・少年誌)部門の第1位にランクインするなど、根強い人気がある。

   アニメの声優陣も豪華だ。トネガワ役には森川智之さんを起用。そのほか、「ユーリ!!! on ICE」の羽多野渉さん、「ダイヤのA」の島﨑信長さん、「名探偵コナン」の小山力也さん、「俺物語!!」の江口拓也さん、「新世紀エヴァンゲリオン」の石田彰さん、「うたの☆プリンスさまっ♪」の寺島拓篤さんら、実力派声優が脇を固めている。

   では、何がネット上で「問題視」されたのか。

ナレーションに川平慈英を起用

   アニメの第1話放送後、ネット上で「残念」との声が上がったのは、ナレーション部分だ。ナレーションは、サッカー中継などで活躍しているタレント、スポーツキャスターの川平慈英さんが担当している。

   ネット上では、川平さんの高めのテンションでクセの強い語り口について、「作品から浮きまくってる」「致命的に作品に合ってない」「このノリはちょっと...」「どうしてこうなった」などといった声が上がっている。

   原作漫画ならびにカイジシリーズでは、ナレーション(状況説明)部分が作品を面白くする大きな役割を担っている。カイジシリーズのアニメでは、立木文彦さんが担当していた。立木さんはバラエティー番組などのナレーションの経験が豊富なベテラン声優だ。カイジシリーズでは、原作に多用される「‥‥!」のニュアンスを再現しつつ、淡々と状況を説明するナレーションが好評だった。

   情報サイト「MANTANWEB」の2018年5月31日付の記事によると、川平さんを起用したのは日本テレビの中谷プロデューサーだ。「トネガワに負けない、暑苦しさ(笑い)を持ちながら、キレのある間の取り方。普段、舞台などもやられている、役者さんならではのパフォーマンス」を期待しての起用だと話している。

   なお、少数派だが、「川平慈英が喋るたびにいちいち面白い」「ナレーションのノリの軽さもくせになるなw」との声もある。

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