ビルの消灯時間を動画撮影して公開 不思議アカウント「TokyoWorkers」を取材した

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夜中に都内を駆け回り、撮影

   撮影は主に平日の夜、2~3週間に1回ぐらいの頻度で行っている。自転車で都内の企業を巡り、私物のカメラを7か所に設置、1回で何本か撮りためる。平日は仕事のため、編集作業などは週末に行う。スケジュール面でも忙しそうだが、

「撮影は夜中に都内を駆け回っているので割と大変なのですが、街歩き・ポタリング好きなので苦ではないですね。編集は1~2時間なのでそこまで負担にはなっていないかぁと思っています。一度編集方法決めてしまえば、単純作業ですし」

との回答が返ってきた。

   動画撮影は「タイムラプス(低速度撮影)」という技法を使用しており、コマ送りのようになっている。ツイッターやユーチューブ(YouTube)、「TokyoWorker」という個人ウェブサイトに公開している。サイトでは、これまで撮影してきた動画をグーグルマップに反映し、撮影した企業の位置情報がわかるようになっている。これまでに撮影したのは約60社だ。

   動画とともに掲載している企業情報は「就職四季報」から引用するほか、企業のIR(投資家向け広報)から得ている。「最近は働き方改革関連のIRを出す企業も多くなってきていて、時代が少しずつ変わってきている気もしています」。

   ちなみに、TokyoWorkersさんの周囲の人たちは、この活動をまったく知らないという。訳を尋ねると、「言っても白い目で見られそうなので(笑)」とのことだった。またこんな「本音」も。

「もちろん副業としてお金稼げたらいいなぁなんて事も半分、いや3/4くらい思っています。まだ全然ですが」
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