地震予知とは何かがわかる一冊
日本は1100年ぶりの地震・火山活動期に入った。この列島にいる限り、大地震が避けられないのはいまや常識。それをいかに早く、正確に予測するか...。東日本大震災は想定外であったとされるが、果たして本当にそうなのか。予知研究の専門家である著者、織原氏・長尾氏はその見解に反対であり、研究体制の不備が招いた惨事であるとしている。『地震前兆現象を科学する』(著者:織原義明、長尾年恭 祥伝社 864円)では、地震の予知はどこまで進み、どれほどの時間で達成されるのか。科学的なアプローチに加え、動物、地下水、電気関係にまつわる前兆現象についても徹底検証する。
「東日本大震災は、本当に想定外だったのか?」「3つの民間地震予測情報を読み解く」「人が捉える前兆現象」「馬鹿にできない地震発生のうわさ」など全9章。