ハーパーコリンズ・ジャパン(東京都千代田区)は、「世界名作"ひとこと"劇場 読んどけばよかった、でもきっと読まない、名作文学の短すぎるあらすじ101選」を、2018年6月23日に発売。
カナダ人マンガ家と大阪人翻訳者
プラトンからシェイクスピア、ヘミングウェイからダン・ブラウンまで、西洋文学史の名作を、ゆるいイラストとオール関西弁翻訳で"ぶった切り"。これまでになかった最短あらすじ集だ。「聖書」「ハムレット」「老人と海」「ダ・ヴィンチ・コード」など、「タイトルはわかるが、あらすじまでは答えられない」作品ばかりを扱っている。
著者のジョン・アトキンソン氏は、ユニークなひとコマ漫画で人気のカナダ人マンガ家。すぐ読めて笑えて、簡単に文学の知識を学べる。欧米古典名作は、現代アートやエンタメで引用されることが多いため、同書があれば本、映画、海外ドラマをより一層楽しめるという。
訳者の川合亮平氏は、SNSで話題となった「なんでやねんを英語で言えますか?」などを執筆した、イギリス英語を操る大阪人。ふざけているようで本質を論じている同書の本質的な魅力と、独特の語感やアイデンティティーを持つ関西弁を合わせることに注力したという。名作・古典の偉大さをユーモラスに証明している1冊だ。
価格は1200円(税抜)。