サッカー日本代表によるコロンビア戦での「大金星」に、ボルデージ最高潮となったサッカーワールドカップ(W杯)。テレビ局はW杯番組にそれぞれテーマソングを用意している。
NHKが起用した若者に人気のロックバンド「Suchmos(サチモス)」の「VOLT-AGE」が「盛り上がらない」と評判が芳しくない一方で、「テンション上がる」と好評の曲がある。テレビ朝日が流した「ROCKET DIVE」だ。
hide生前最後のリリース曲
「ROCKET DIVE」(1998年)は、「X JAPAN」のギタリストとして活動し1998年に33歳でこの世を去った「hide」さんが生前最後にソロ名義でリリースした曲だ。没後20年を迎えたhideさんのトリビュートアルバム「hide TRIBUTE IMPULSE」(2018年6月6日発売)で、ロックバンド「Dragon Ash」がカバーしている。
テレビ朝日はこのオリジナル版とカバー版の両方を、2018年6月20日夜のW杯特番で流した。これに気づいたファンらからはツイッター上に喜びの声が相次ぎ、20日深夜にトレンド欄に曲名が上がっていた。
「まさかW杯で流れるなんて!」
「半端ないあがるーーー!!!」
「すごくない?20年前の曲だよ」
「テンション上がるわマジ」
「半端ないって!」
20日、Dragon Ashのドラマー・櫻井誠さんも喜びをツイートしている。
「テレビ朝日がワールドカップ番組で、ROCKET DIVE使ってくれてるのすごく嬉しい!hideさんも喜んでくれてるはず!!」
独自路線のテレビ朝日
W杯のテーマソングというと、そのタイミングに合わせた新曲を起用する場合が多い。今大会でいうと、NHKの「VOLT-AGE」、日本テレビの「BLUE」(NEWS)、フジテレビの「カタルシスト」(RADWIMPS)、TBSの「Awakening」(EXILE)はいずれも2018年6月発売の曲だ。
一方で、テレビ朝日は独自路線を歩んでいる。2002年以降、W杯やサッカー中継ではサラ・ブライトマンの「A Question of Honour」(1995年)を使用している。