BGM中は休まずペンライト振りまくる
会場全体の「一体感」は、このペンライトによるところが大きいように感じた。BGMが流れているときは、みなそのリズムに合わせてずっとペンライトを振っていた。また、登場キャラクターごとの色変更も見事だった。安室だったら「黄」、コナンだったら「青」、警察だったら「白」と、シーンごとにすぐさま色を変更していた。
人気チケットゆえに、初参加の人も多いはずの応援上映でこうして一体感を演出できるのには、「公式」の力も大きいと考える。5月29日、映画の公式ウェブサイト上に、「応援執行上映参加の心得」が公開された。定番のかけ声やペンライトのカラーなど、参加者が楽しめるような提案が事細かに記載されていた。なお、上級者向けの提案「コナン君のスケボーや安室透のRX-7の気持ちを代弁する」は、今回記者が聞いた限りでは実行している人はいなかった。
応援上映は、映画の主題歌「零 -ZERO-」の大合唱でフィナーレを迎えた。福山雅治さんの歌で、女性にとってはやや低音で歌いづらそうだったが、画面で映画の名場面を振り返りながらの合唱は記者も鳥肌が立った。エンディングクレジットで福山さんの名前が流れたときは、「雅治ありがとう!」という声援が飛んでいた。
応援上映は6月20日以降、一部の劇場で追加開催が決定している。今回記者は手ぶらで参加してしまったが、ペンライトは持参することをおすすめする。