サッカーW杯を超マニアックに楽しむ 自国監督が有利なのはなぜか

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   サッカーの祭典、W杯ロシア大会は先週開幕し、早くも強敵同士の激突や超一流の選手によるすばらしいプレーが繰り広げられている。日本代表は果たして1次リーグを突破できるか。大会は7月15日(2018年)まで行われる。今回はW杯を楽しむための知識やエピソード、サッカーに学びたい戦略や手法など紹介したい。

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ (http://books.j-cast.com/)」でも特集記事を公開中。

日本代表の命運はバイエルンが握る?

   ロシア大会を制するのはどこか。日本代表はどこまで勝てるのか。『サッカー教養講座』(著・山本昌邦、武智幸徳、日本経済新聞出版社、918円)は、サッカーの表も裏も知り尽くした解説者と記者が各国の戦力、戦術、組み合わせの妙など徹底分析する。

   「1999年ナイジェリア・ユースで日本が準優勝した理由は食事にあった!?」「W杯では、なぜ自国監督が有利なのか」「日本代表の命運は、バイエルンが握る?」「AIはサッカーも変える?」などサッカー観戦をマニアックに、知的に楽しませてくれる。

   開幕2カ月前に行われたハリルホジッチ監督から西野朗監督への電撃的な交代劇も緊急対談として盛り込んでいる。

20年前フランス大会に出場した選手たちは今

   日本代表がW杯初出場を果たした1998年のフランス大会から20年になる。当時の日本代表、スタッフは今どうしているのか。『日本代表を、生きる。「6月の軌跡」の20年後を追って』(著・増島みどり、文藝春秋、1890円)は、選手、スタッフ39人にインタビューし、その後の人生の歩みを辿った。

   登場するのは、岡田武史、中山雅史、井原正巳、名波浩、城彰二、三浦知良、北澤豪、中田英寿、小野伸二、川口能活――。

   驚くことに、現役を続けている選手がカズをはじめ6人いた。指導者になった者もいれば、いまもサッカー界で働くスタッフもいた。全国各地を足で取材した力作ノンフィクションだ。

サッカー監督に学ぶ勝つための10の手法

   「ビジネスに必要なことは、すべてサッカーが教えてくれる」――『世界一流のサッカー監督から学ぶマネジメント』(著・ピーター・クライルガード、ダニエル・ソレン、ヘンリック・ソレンセン、訳・山下清彦、クロスメディア・パブリッシング、1706円)は、そう謳っている。

   ビジネスにおける資産の調達、経費の最適化、海外との交渉、人材開発、目標設定など経営者に求められる資質や管理能力は、サッカー監督に必要なことと共通点が多い。超一流な監督からビジネスに勝つための10の手法を学ぶ。

   その10とは――「常に頂点を目指す能力」「理由を説明できる能力」「戦略を行動に変える能力」「戦略に柔軟性を持たせる能力」「優れた人材を見つける能力」「二番手のレベルを高める能力」「強力コーチング能力」など。3人の著者はいずれもコンサルタントや上級管理職の職に就いており、サッカーへの造詣も深い。

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