20年前フランス大会に出場した選手たちは今
日本代表がW杯初出場を果たした1998年のフランス大会から20年になる。当時の日本代表、スタッフは今どうしているのか。『日本代表を、生きる。「6月の軌跡」の20年後を追って』(著・増島みどり、文藝春秋、1890円)は、選手、スタッフ39人にインタビューし、その後の人生の歩みを辿った。
登場するのは、岡田武史、中山雅史、井原正巳、名波浩、城彰二、三浦知良、北澤豪、中田英寿、小野伸二、川口能活――。
驚くことに、現役を続けている選手がカズをはじめ6人いた。指導者になった者もいれば、いまもサッカー界で働くスタッフもいた。全国各地を足で取材した力作ノンフィクションだ。