ロシアでFIFAワールドカップ(W杯)が現地時間2018年6月14日(日本時間15日0時)、開幕する。2014年はドイツが優勝したが、今年はどうなるのか。
6月11日、米ニューヨークに本社を置く金融グループ会社「ゴールドマン・サックス」が人工知能(AI)を駆使した優勝予想の結果を公開した。はたして日本は―。
前回優勝はドイツ、前々回はスペインだったが...
ゴールドマン・サックスはAIを使って各チームの戦力を分析し、20万通りの組み合わせ、100万回のシミュレーションから、W杯の結果を予想した。同社の予想によると、決勝戦はブラジル対ドイツで、優勝はブラジル。ベスト4にはフランスとポルトガルが残るとしている。
なお前回ブラジル大会(2014年)の最終結果は、優勝ドイツ、準優勝アルゼンチン、3位オランダ、4位ブラジルだった。アルゼンチンは今回の予想ではベスト8に入っている。オランダは欧州予選で敗れたため対象外だ。
ブラジルの優勝は、2006年ドイツ大会で日本代表を率いたジーコ氏も言及している。6月4日に開催された日本マクドナルドのイベントで、優勝ブラジル、準優勝ドイツ、3位アルゼンチンとの予想を話したと、スポーツ各紙が報じている。また、米スポーツデータ会社「グレースノート」も最も優勝に近い国として、ブラジルを挙げている。
法則どおりであれば「日本はベスト16」
では、われらが日本はどうか。ゴールドマン・サックスの優勝予想では26番目で、その確率は「0.4」とされている。これはブラジルの「18.5」に比べて極めて低い数字だ。ベスト16に入る確率は「35.2」となっている。
なお、明るい話題もあった。ゴールドマン・サックスは日本が1998年からグループリーグ敗退とベスト16を交互に繰り返していることを指摘し、この法則どおりの結果になるとすれば、今回のロシア大会ではベスト16になるとしている。
日本代表は6月19日の初戦で、コロンビア代表と戦う。最新FIFAランキングで日本は61位、対するコロンビアは16位と格上だ。はたしてこの試合に勝ち、ベスト16入りを果たせるか。