俳句SNSアプリ「俳句てふてふ」事業譲渡 慶応大生が個人で制作

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   SNSアプリ開発の「PoliPoli」は、2018年6月11日、「俳句を身近に」をコンセプトにしたSNSアプリ「俳句てふてふ」を、毎日新聞社に事業譲渡したと発表した。

  • 「俳句てふてふ」
    「俳句てふてふ」
  • 毎日新聞社の今井経営企画室委員(写真左)とPoliPoliの伊藤代表(同右)
    毎日新聞社の今井経営企画室委員(写真左)とPoliPoliの伊藤代表(同右)
  • 「俳句てふてふ」
  • 毎日新聞社の今井経営企画室委員(写真左)とPoliPoliの伊藤代表(同右)

「俳句を通じてコミュニケーション」

   「俳句てふてふ」は、季語の検索機能を使って気軽に俳句を作成できるほか、タイムライン上でほかのユーザーの俳句を閲覧することが可能。俳句を通じて、コミュニケーションの場を提供する。

   発表資料によると、日本国内では「俳句甲子園」の開催や、俳句のテレビ番組が人気を博すなど、数百万人が俳句を楽しんでいると言われている。その一方で「気軽に俳句を投稿し、発表できる場がない」という声もあり、同アプリは開発された。

   もともと、PoliPoliの伊藤和真代表が個人的に制作したサービス。伊藤代表は譲渡の理由として、(1)毎日俳壇などのコンテンツを長年提供している毎日新聞の方が、俳句界での人脈・資本など様々な点で、事業を伸ばすのに適している、(2)PoliPoliの自社サービス「ポリポリ」にリソース(経営資源)が集中しており、「俳句てふてふ」を成長させる余裕がない、(3)PoliPoliの初期の売り上げにしたい、の3点を挙げている。伊藤代表は慶応大学在学中の学生で、今後はアドバイザーという立場に留まる。

   伊藤代表は6月11日18時、「19歳で事業売却を経験した話」というタイトルで、自身のツイッターを更新。今回の譲渡に関して、

「誰かが俳句を投稿すると、そこにコミュニケーションが生まれ、このアプリが存在しなかった人々が俳句というものを中心にしてコミュニケーションをとることになります。
インターネットというと何か冷たいものを感じる人も少なからずいると思うのですが、この地域などのコミュニティの絆が薄くなっていく現代において、そのバラバラになった人々をインターネットは緩やかな絆を作っているように感じました」

とツイートした。

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