「アイスバケツチャレンジ」で注目されたが...
ALSは約4年前に流行した「アイスバケツチャレンジ」で注目された。これは、バケツにいれた氷水をかぶるか、治療法の研究を行っている米ALS協会に寄付をするかを選び、次のチャレンジャーを指名するという運動。ALS患者らが氷水をかぶる姿を、動画サイト「YouTube」にアップしたことをきっかけに、世界中で広まった。発表資料によると、武藤氏は、この運動により多額の寄付金があったとするも、
「アイスバケツチャレンジの運動自体は一過性で終わってしまいました。現在、未だにこの病気の治療方法は確立されておらず、ALSとの闘いは決して終わっていません」
と述べている。
武藤氏は6月21日の「世界ALSデー」に向けて、「KEEP MOVING」というメッセージを掲げ、さまざまな活動を行う。6月6日には武藤氏初の著書となる「KEEP MOVING 限界を作らない生き方」を誠文堂新光社より刊行、6月20日には、20年後の未来をテーマにした「眼で奏でるMUSIC FILM」の発表を予定している。